遡上しやすい永平寺川にするための考察

法寺岡橋下流・・・土砂の堆積
永平寺川の下流域にあたり以前より土砂が堆積しやすい区間であったが、今年はより一層大量の土砂が堆積したため、平水位時においても水深10cm未満となっている。この状態で10月の遡上期を迎えても、この区間でサクラマスの遡上が妨げられる恐れがある。

↓ 諏訪間の水位17cm(平水位)の時の法寺岡橋下流

法寺岡橋下流

法寺岡橋下流2


1号魚道下流の淵・・・土砂の堆積
土砂の流入によって、淵の上流部分が埋まり、淵の規模が小さくなって、水通しも悪くなっている。そのため遡上して来たサクラマスが、1号魚道を越える前に身体を休める場所としての役割を果たさなくなっている。
1号魚道下流淵

1号魚道 直下・・・土砂の堆積と魚の迷入
増水後、魚道の流れ出し直下に土砂が堆積しやすく、魚が魚道へと向かう進路をふさぐようになり、魚道のサイドに迷入してしまう。(赤の矢印)
左下の白泡が魚道の流れ出し部分。
写真
コピー 〜 1号魚道直下-2_0981

7月中旬、試しに堆積した土砂を掘り、澪筋をつけてやると、下流で待機していた100尾ほどのアユの群が、すぐに魚道へと向かって行った。(青の矢印)
写真

1号魚道直下-4_0985

諏訪間の水位で25cm以上になると、魚道のサイド(右岸側)の流量も増え、迷入した(写真\屬量隶)魚が行き場を失う。それを防止するために、魚道の両サイドにH鋼や角材などを設置し、流量調整をするとよい。
写真
1号魚道-2_1785

1号魚道 直上・・・土砂の堆積
土砂の流入によって、落差工上流にあった淵が埋まり、浅くなってしまった。そのため魚道を上ったサクラマスが、身体を休める場所としての役割を果たさなくなっている。
1号魚道上流_1784


2号魚道
2号魚道の最上段部に設置された角材を、サクラマスの遡上期には一時的に撤去し遡上しやすくする必要がある。
2号魚道-2 1797

3号魚道〜2号魚道
この間は、距離が長く淵や瀬が交互に続いており、2号魚道より下流と比較して、川床の状態は概ね良好と思われるが、落差工や床固め工などの人工構造物が多く見られ、水位によってはサクラマスの遡上を妨げる可能性もあるので、現在調査中です。