永平寺川 造成した産卵場で サクラマスの卵を救出しました

 昨年、レストレーションが造成したサクラマスの産卵場。その数十メートル上流で、落差工の魚道が改修されることになっています。福井県土木事務所さんとの打ち合わせの際、仮設も含めて、できるだけ産卵床には考慮して工事をしていただけるとのことでした。しかし、アルカリが流れるなど、多少の水質の悪化は否めない。私達は、昨年の12月に下流で浚渫工事前のサケの卵の救出を行っていますが、そんな話を聞いてしまうと、サクラマスの卵も救出したいと、居ても立ってもいられなくなってしまいました。で、またまた工事を待ってもらって、救出作戦です。

  2010年1月12日
、尋常ではない状況で川に入らなければいけないのは分かっていたので、他には声をかけず、安田さん、中村さん、私だけで永平寺川に入りました。NHKの本道さんと吉野さんは一緒に水没する覚悟で同行してくれました。雪こそ落ち着いていましたが、気温、水温ともに6℃、冷たい雨が降り、産卵場を作った時より20cm以上増水しています。幸い濁りは少なく、箱メガネ片手に作業開始。
  なんと安田さんは、一発で産卵場所を探し当てました。サケの救出の時も感心したのですが、安田龍司さんの川を読む天性の感覚は、フライ・フィッシングだけでなく、こういう時にも威力を発揮するのです!!孵化してヨークサックの残る仔魚が、次々と見つかりました。手作業なので、長い手袋の中に水が入ってきてしまいましたが、夢中で掘り続けます。受け入れるタモを引き上げる度に、歓声が上がります。しかし、次第に手足の感覚がなくなってきてしまい、新年早々、永平寺川で5人も倒れていたのではシャレにならないので、1時間ほどで終了。

 今回も福井県内水面総合センターさんに飼育をお願いしてあったので、すぐに仔魚を搬送。着いてすぐにセンターの方にカウントしてもらうと、約200尾。サケの時は、14人が400メートル範囲を1日がかりで、250粒の生きた卵しか見つけられませんでしたが、今回のサクラマスは、3人が1箇所を1時間ほど掘って、200尾の仔魚!!もっと状況が良ければ、まだまだ見つかっていたはずです。多くを救出できなかったのは残念ですが、いかに造成した産卵場が有効であったか・・・そのことを確信できたことは、私たちの心を一気に温めてくれました。

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パーマークもうつっていますね
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内水面総合センターさん またまたお世話になります
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