ふくいの中の「遊漁」

昨日は福井県の「ふくいの水産業のあり方検討会」に委員として参加させていただきました。
検討課題は大方が海の水産業について。11人の委員も漁師さん始めほとんどが海の関係の方たち。
それでも配布資料の中には「内水面」に関する言葉がチラホラ見えて、ありがたい感じがしました。
会議は海面漁業に関する話題で、予定より1時間もオーバーして白熱した議論が交わされます。
原油を始めあらゆるコストが値上がりしているにもかかわらず、地場産の魚価は全くの頭打ち。
皆さん、本当にご苦労されているのが分かって身につまされる思いでした。
そんな中、こんなお話しをしてきましたよ。福井県の未来のために!!

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内水面漁業の収入のほとんどをしめる「遊漁」も、水産業の「多面的機能」を大いに果たしており
「ふくいの水産業のあり方」のひとつだと思う。九頭竜川は関係者の皆さんの努力の甲斐があって
今年はアユもサクラマスも全国から注目を集めるほど遡上数が多く、県外からも沢山の釣り人に
来ていただいている。サクラマス釣りは九頭竜川は「メッカ」ということもあり、シーズン中
足を運ぶリピーター率が非常に高い。またアユ釣りは今年、日本でも有数のトーナメントが、
勝山、中部で5つも6つも開催されており、参加者だけでなく、そのご家族、ギャラリー、
大会スタッフを入れると相当な数の方々が福井を訪れてくれている。単に釣りだけではなく
交流や保養の役割も果たしており、それらすべての経済効果、また関連メディアや釣り人の
フェイスブック等での宣伝効果を考えると、福井県は、この「遊漁」を決して侮れないと思う。
今後は、どれだけ天然の魚が生息しているか、自然再生産の力はあるのか、「河川の真価」が
問われることだろう。先月末に公布された『内水面漁業振興法』の基本理念には「内水面漁業が
自然環境の保全に重要な役割を果たしている」とうたわれているが、今後の福井県の戦略の
ひとつとして「通し回遊魚の生息域の保全と拡大」という施策を是非加えていただきたい。
通し回遊魚は海と川とを行き来する魚で、九頭竜川を代表するアユ、サクラマス、アラレガコが
これに含まれ、環境の指標となるものだ。

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こういった内容の話は、もう十数年にわたって、ありとあらゆるところで話してきました。
発言しながら、どこかに空虚さを感じながら・・・。確かな「裏づけ」がなかったからね。
それでも続けていくうちに、多くの賛同者を得ることができたのはありがたいことです。
そして今回、生まれて初めて大手を振って、自信を持って発言することができた!!嬉しい!!