永平寺からお声が掛かり

2013年7月2日(火) 永平寺の老師様達からお声が掛かり、安田代表と御本山へと出向きました。2010年の秋から始まったという『大本山永平寺の森 保全事業』。その一環として、境内を流れる永平寺川でサクラマスが自然再生産されることの意義を、老師様達と話し合うことができ、大変充実した時間を持つことができました。

『大本山永平寺の森 保全事業』
伽藍を護るように林立するスギの巨木。このような巨木が生育している永平寺とはどういう土地なのか、周囲の山や森はどういう状態なのか。地質調査や水質調査、航空レーザー測量や空中写真測量、センサーカメラ設置などによる自然環境の実態調査等が進められています。

約770年前に(1244年)に建立された永平寺。数百本と連なるスギの巨木は、樹齢約300年から600年に及ぶものであるということが分かってきました。
13-7-2-3


永平寺を取り囲む森には、多種多様な生き物が生息していて豊かな生態系が残されていてます。伽藍近くの森ではヒメボタルが飛び交い、時折クマタカも姿を見せるそうです。永平寺川ではカジカが涼しげに鳴き、アジメドジョウが繁殖しています。森の奥にはコナラやブナの広葉樹林が広がり、ミネトワダカワゲラやムカシトンボなどが源流域の沢で見つかっています。
13-7-2-1




この聖域でサクラマスが自然再生産されることは、私の夢でもありました。

サクラマス・レストレーションが立ち上がった頃、永平寺川の下流で仲間たちと産卵場の造成をしながら、「サクラマスが上流まで上るようになって、永平寺の雲水さん達と一緒に作業ができるといいな〜」と冗談半分で言っていたのが、近い将来現実となるかも知れません。

サクラマスがここまで遡上するには、長い距離に数々の落差工があって問題山積ですが、できるだけお金をかけずに人力でできる方法なども、知恵を絞って提案していきたいと思っています。
13-7-2-2