森田公民館で育った稚魚が九頭竜川に放流されました。

昨年、九頭竜川のサクラマスから採卵、人工授精した卵を、森田公民館さんが育て元気な稚魚となりました。1月1日の地震の時は、揺れによって水がこぼれ、まだ浮上する前の仔魚は揺れに弱いため10匹ほど死んでしまったとのこと。水槽には、大きくなった元気できれいな稚魚たちが、130尾ほど泳いでいました。

 

2024年3月10日 毎日お世話された公民館の方たちや見守ってくれた地域の子どもたちが集まって、いよいよ放流です。水槽の水温と川の水温をチェックして、できるだけ差がないように調整することに、安田代表は余念がありません。子どもたちが放った稚魚たちも、九頭竜川に圧倒されそうでしたが、しばらくすると無事に泳いで行きました。

 

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大学生フィールド演習

安田代表が福井県立大学・海洋生物資源学部の特任講師となり、今年も学生さんたちがやって来ました。

2023年11月10日 福井県立内水面総合センターにて、さっそく安田代表から採卵や人工授精について学んでいました。

 

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2023年12月6日

卵は無事に発眼しています。

 

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2023年12月27日

孵化してみんなとても元気です。浮上が待ち遠しいですね。

 

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(現在2024年3月13日 稚魚となり元気に泳いでいます)

 


産卵場にやってきたサクラマス

造成した産卵場に、さっそくサクラマスがやって来ています。

安田代表が10月下旬に5尾確認しました。

下の写真には4尾写っていますが、さてどこにいるでしょうか?

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答え・・・だそうです。

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じっと見ていると、いろんな生き物が見えてくる気がします・・・


今年も九頭竜川の支流で産卵場の造成を行いました。

2023年10月15日(日)

今年も九頭竜川の支流で、サクラマスの産卵場の造成を行いました。今年は遡上が少ないと予想されるため、例年より少なく3ヶ所の造成でしたが、クオリティを上げることに注力しました。

ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。雨を心配していましたが、作業中は雨に打たれることもなくお陰さまで無事に終了しました。

 

 

作業前の川の様子です。

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雨が降り出す前にと、先に集合写真。

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スコップやジョレンで川底を掘り砂泥を流します。

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水深や流速調整に使う大きな石を運びます。

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産卵場に適した礫をリレーで運びます。

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産卵場に礫を敷いていきます。

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葦の際も大事な産卵場です。

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最後に河床や水深、流速を確認し微調整します。

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作業終了後の支流は水通しが良くなっていますね。

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サクラマスが無事に命を繋ぐことができますように。

 


今年も石徹白川の産卵場造成に参加しました。

2023年9月24日(日)

岐阜県の石徹白漁協が毎年行っている産卵場造成に、今年もサクラマス・レストレーションの仲間が参加しました。石徹白川は第一堰より上流にはイワナたちが遡上することができないため、自然産卵での再生産をめざし、2010年に『人工の枝川』をつくりました。以来この季節になると、毎年この枝川で河床の改善と人工産卵場の造成を行っています。

美しく元気な渓流魚に出会える日本でも有数の川。地元の人たち、漁協、行政、釣り人たちの連携と地道な活動が実った希少な九頭竜川の支流です。

 

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作業の前には恒例の、ここで生まれ育った稚魚たちの石徹白川本川への「お引越し」が行われました。

産卵期を迎える頃には、再びここに帰って来ることでしょう。

 

 

 

 


飛び出し防止用ネットを作りました。

稚魚を育てるための「飛び出し防止用ネット」が傷んできたため、DIYしました。

DIYと言っても、滋賀県から駆けつけてくれた良ちゃんはプロの大工さん。

今まで、いろんなことで何度もお世話になっています。

今回も、仕事用の車で道具を積んで来てくれました。

 

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次々と出来上がっていきます。

これで、稚魚たちの飛び出しが防げますね。

良ちゃん、本当にありがとうございました。


活動報告会が無事に終了しました。

2023年5月5日(金)

コロナを経て、久しぶりに「九頭竜川フライフィッシングスクール」が開催されました。

今回はフィールドでのスクールはなく、会場を借りての「活動報告会」とさせていただきました。

今までサクラマスレストレーションが、現場での調査を毎年行い蓄積してきたデータを公表。

その問題点と改善策を、安田代表から細やかに説明をさせていただきました。

サクラマスを指標とし、河川の生態系や自然環境を、いかに守り良くしていくか?

改めて、サクラマスレストレーションの活動理念を見直すことができたと思います。

 

遠方より(北海道、新潟県、埼玉県、群馬県、愛知県、岐阜県、奈良県、滋賀県、石川県など)

30名を越える方々に参加をしていただき、久しぶりに会うFF仲間と話に花が咲き、

福井の味が満載のお弁当、復刻レシピのカヌレも楽しんでいただけて良かったです。

以前は恒例で行われていた「お楽しみオークション」も盛り上がっていました。

皆さん名残り惜しそうに会場を後にされ、そのまま川に向かう姿も・・・。

参加してくださった皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

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久しぶりの九頭竜川フライフィッシングスクールです!

コロナでしばらくお休みしていましたサクラマスレストレーションの「九頭竜川フライフィッシングスクール」。今年は「活動報告会」として、規模を縮小して再開することとなりました。

川でのキャスティングスクールや実釣、タイイングスクールは行いませんが、近年の活動報告と九頭竜川の現状、今後の課題と予測などを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

当日は会場で、ハンドメイド風さんのお弁当と「あのカヌレ」もご用意しております。久しぶりに懐かしいお仲間との情報交換なども、楽しめることと思います。また以前行っていたようなオークションも行いたいと思いますので、もしお手元に「寄付してもいいよ」という釣り具などあればご持参下さい。

皆様のご参加を心よりお待ち致しております!

 

【開催日】2023年5月5日

【会 場】えい坊館(永平寺町松岡神明)

 ※駐車場は永平寺役場本庁(春日交差点)をご利用下さい。

  (役場には許可申請をしています)

  係の者が役場の正面駐車場におりますので、ご案内をさせていただきます。

【開 場】 9:45

【開 始】10:00

【終 了】13:15

 

【会 費】2,000円 

    (お弁当、お菓子、お茶、会場費込み)

 

【申し込み】baby.trout.river_727@docomo.ne.jp

 

参加者が予定数に達しましたので、勝手ながら締め切らせていただきました。

沢山のお申込み、ありがとうございました。皆様、お気をつけてお越しください。

                


九頭竜川産サクラマスの発眼卵を19校に配付しました!!

2022 年12月中旬

飼育と観察、環境学習用に今年も九頭竜川産サクラマスの発眼卵を配付しました。

福井県内水面総合センターの松崎指導監、福井県立大学の田原教授のご協力もあって、今年は19校(小・中・高)が参加して下さいました。また昨年に引き続き、森田公民館さんも飼育に取り組んでおられます。

 

参加校

◎松岡小学校(永平寺町) 

◎志比南小学校(永平寺町)

◎上志比小学校(永平寺町)

◎鳴鹿小学校(坂井市)

◎北郷小学校(勝山市)

◎成器南小学校(勝山市)

◎日之出小学校(福井市)

◎旭小学校(福井市)

◎湊小学校(福井市)

◎中藤小学校(福井市)

◎萩野小学校(越前町)

◎今庄小学校(南越前町)

◎雲浜小学校(小浜市)

◎口名田小学校(小浜市)

◎今富小学校(小浜市)

◎名田庄小学校(大飯町)

◎石徹白小学校(岐阜県郡上市)

◎美山中学校(福井市)

◎若狭高校(小浜市)

◎森田公民館(福井市)

 

写真は南越前町の今庄小学校です。

木の温もりいっぱいの校舎です。

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サクラマス秋の放流会が今年も行われました。

2022年11月17日(木)

九頭竜川 五松橋下流にて 九頭竜川中部漁協による放流会が行われました。

サクラマス・レストレーションが九頭竜川から親のサクラマスを採捕し、人工授精の後、手しおにかけて育てた幼魚のうち、約4000尾を九頭竜川に今年も放流しました。福井市と永平寺町内の幼稚園児、約90名も放流会に参加してくれました。

 

放流の前には、私から紙芝居を使ったサクラマスの一生について。「パーマーク」「アブラビレ」そして、川の大切さも話します。

「この大きな川はずっと流れて行くと、どこに行くと思う?」「海!」「三国!」

「じゃあ、この川をずっと遡って行くと、どこに行くと思う?」「山!」「森の中!」

「みんなの家や幼稚園の近く、田んぼや畑の近くで、小さい川を見たことある人?」「は〜い!」

「小さい川は全部この九頭竜川に集まってきます。川を汚すと海を汚すことになるから、道端にゴミを捨てたりしないで下さいね。」「はい!」元気に返事してくれました。

 

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曇り空でしたが、雨が降ったり冷たい風が吹くことなく、無事に終えて良かったです。


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